Final Fantasy 13プレイ後感想対談

今回はきどころ・桐枝共に同時期にFinal Fantasy 13をクリアしたという事で、当ブログでは初となる対談形式のレビューをお届けします。
互いに語る事が多かったため、比較的長文となっていますがご容赦下さい。

では続きからどうぞ。

桐枝:
今回は対談形式でFF13のレビューを、との事ですが、とりあえず簡単に購入動機の話から始めましょうか。ごく簡単に。
初のPS3用FFとのことでどの辺りに期待していたか、なども踏まえて。

きどころ:
私の場合は、知人が実際にプレイして、ネット上で酷評されてる程ひどくはなかったよ~、という口コミがあったからですね。

桐枝:
ということは事前予約していたわけではないと。

きどころ:
一部のコミュニティで散々な叩かれ様だったもので(*注)、様子見をしていた、という前提がありまして。
正直、プラットフォームがPS3になったことで、ソフトの単価が上がってまして、買ってみてハズレだったら嫌だな、と考えてまして、相当に引き気味でした。
メーカー側も、莫大な制作費をかけて、その上ネームバリューのある作品ですからね、相当強気な値段だと思いましたよ、定価は。
ゆーりの方は、そこのところどうです?
(*2ちゃんねるなどのウェブコミュニティ上で、「自由に行動できない」「ダンジョンが本当に一本道だった」などネガキャンに近い酷評をされていた)

桐枝:
私はあまりその辺りを加味せず、トレーラーなどでのグラフィックのクオリティなどに惹かれる部分があり、また声優陣にもそれなりに期待出来るかと思っていたんです。
が、確かにきどころの言う通り定価ではちょっと、というところはありましたね。

きどころ:
なるほど、どちらかと言うとゲーム性云々というよりは、アニメに近い感じの受容ですか?<キャラクターが演じる物語に重きをおく、という意味で

桐枝:
私は予約購入してるんですが、それも即行!というわけでもなく、某所でポイントアップ+予約割引キャンペーンがあったそれにまんまと乗せられた感が(笑)。

きどころ:
ああ(笑)予約特典は確かに人によっては購買意欲そそられますね(キャラグッズや特別サントラなど”物”として、以外の特典的な意味でも)

桐枝:
当然「ゲームを購入する」という大前提があるんで、ある程度のゲーム性は期待していたんですが、ここ数年で割と声優陣の好みというのも脳内である程度確立されていたもので。
尤もその辺りは個人的な好みの問題なんですが。

きどころ:
そういう点では、ゲーム機の表現力の向上とソフトの内容の変化は相関関係にありますね、何か記事が書けそうだww

桐枝:
あと野村氏のキャラデザにも惹かれるものがあったって言うのが本音ですね。何だかんだで野村氏がキャラデザを手掛けている作品でとんでもないハズレっていうのはこれまで引いたことが無いんで。FF7・8・10・キングダムハーツ然り。
当然キャラデザが優れていたところで中身が糞だったらゲームとしては意味を成さないんですが……なんだろう、一種のプラシーボなんじゃないかしらと思わないことも無かったり。

きどころ:
(笑)好みのイラストレーターの効果は確かにありますよ。
まあ、それは置いておいて。

桐枝:
ある意味その辺りは音楽CDでいうジャケ買いに通じるところがありますね。
と、購入動機が大体分かったところで今度は実際にプレイした感想に行きましょうか。

きどころ:
ですね。
お互い、最近クリアしたばかりということで、とりあえずはエンディングにたどり着くまでの感想でも。

桐枝:
んではまず先にクリアしたきどころからどうぞ。

きどころ:
何はなくともムービーが長い。

桐枝:
これはもう激しく同意せざるを得ませんね。因みにクリアまでの到達時間はいかほどで。

きどころ:
50時間強ですね。平均的なプレイ時間だと思います。
イベント、ムービーが長いことについては、昨今のFFシリーズが映画を目指して物語重視で製作されている(*注)部分があるので、仕方がないといえば仕方がないですが。
お家芸ってやつですか。
(*FFX-2までのエグゼクティブプロデューサー坂口博信氏によって映画を超えるドラマを、という方向性が明確につけられている)

桐枝:
確かにそうですね。前作FF12でも割と長めのムービーが多かった記憶が。

きどころ:
特に序中盤はプレイヤーを作品の世界に引き込まなければいけないので、キャラクターの独白だとか、そこに到るまでの背景が多く語られていたので。
割と手ぶら時間が長かったかな、と(笑)
その分、下界に降りてからは楽しかったですが。俺は自由だぜ!ヒャッハー!!みたいな。

桐枝:
今回はプレイヤーキャラクター6人(*注)全員が謂わば「主人公」なんで、その分語られる背景も多かったですね。
(*序盤の主人公格・女兵士ライトニング、ライトニングの妹の夫・スノウ、民間のパイロット・サッズ、民間人の少年・ホープ、謎の少女・ヴァニラ、ヴァニラを追いかける謎の女性・ファング)

きどころ:
ですよね。
イベント長いよ!というデメリット以外にも、結構いい部分はあったと思いますよ、全員主人公の構造は
特に、サッズ関係で。

桐枝:
確かに!

きどころ:
割とRPGっていうと、若者が主人公で若者が成長していく物語、っていうものが多いじゃないですか。

桐枝:
確かにおっさんが主人公ポジに来るっていうのはなかなか見ませんね。

きどころ:
13は中年サッズの大人の視線、それこそ達観して無茶ができない立場の視点をうまく使って、暴走する若者(義弟・スノウ)を諌めつつも、そのまま何もしないままでは居られないと葛藤しながら事件に関わる、というポジションの深みといいますか、そういう部分が出てたと思います。
ネタバレになるんで、多くは語りませんが、召喚獣(*注)獲得前後のイベントが個人的には非常によかったと思うのです。
(*主人公たちと感応して助けてくれる異界の怪物)

桐枝:
主人公が多数居る事の利点っていうのは、飽きが来ないっていうことなんじゃないかとも思うんですよ。

きどころ:
それもありますね。

桐枝:
今回の主人公6人は全員性格も境遇も当然見た目も違うんで、その中に誰かしら「お気に入り」っていうのは出てくると思うんですよ。

きどころ:
ダンジョンは一本道だけど、物語が視点キャラクターの数だけ目まぐるしく回転していて、それに引っ張られてそんなに苦痛じゃなかった印象。
私はサッズが大好きだ。

桐枝:
おっさんは私も大好きです。
っと、きどころに割と語ってもらったんでこっちもクリアまでの感想を。
私も大体きどころが抱いたものと似たような感想だったんですよ。

きどころ:
ほほう

桐枝:
私は割と某所でCP(*注1)稼ぎだとかに時間を掛けていたんで、クリアまで大体75時間掛かったんですけど。
多分そこはロール(*注2)の有効活用に気づくまでちょっと時間が掛かったっていうのもあるかもしれないなーって気はしますね
AEJとかAEJとかやっぱりAEJとか
(注1:CP=クリスタルポイント。今作における経験値。)
(注2:キャラクターの役割。ロールによって使える技・魔法などが異なる。AEJや後述のABBなどはロールのコンビネーションを指す)

きどころ:
ザコ敵には時間がかかるばっかりで使えないオプティマとかありますからね。JJEとか。

桐枝:
ムービーの長さの分プレイ時間が長く感じられたものの、所謂「ゲームプレイ時間」そのものは案外長くなかったなぁ、と今でこそ言える気がします。

きどころ:
結構スイスイサクサク進みますしね。
戦闘もスピード感がありますし。

桐枝:
それを思うと若干の物足りなさは否めない気が。
だって前作FF12じゃプレイ時間軽く100時間超えた上、ムービーも今作ほど長くなかったじゃないですか!

きどころ:
ですよね!ですよね!!
前作は街と街の間のフィールド移動に時間かかりましたしね!

桐枝:
全体的なプレイ印象が大体出たところで、当初の期待との相違点など行ってみましょうか。

きどころ:
言うほどクソゲーじゃないじゃんwwというのが正直な感想。
確かに、ダンジョンは一本道だし、普通に言えよって用語は多かった上にイベントは長かったですけど、ちゃんと用語の解説なんかでフォローしていましたし、戦闘が戦略性が高くて楽しかったのと、キャラクター育成部分もそこそこ幅があったのとで、楽しく遊べましたよ。

桐枝:
所謂「序盤」がやたら長いっていう印象はあったものの、不思議とプレイしていて嫌になるっていうところはあまり無かった気はします。

きどころ:
あれは本当に不思議でしたね。

桐枝:
戦略性の高さに関しても同意見ですね。強敵に当たった時、どうにかしてレベルアップしてゴリ押しで何とかする前に、少し戦略を変えれば案外アッサリ攻略出来る、そう気付けた時の快感は良いものでした。
例えばそれまでずっとABBで「普通」に攻略していた敵が、AEBなりAEJなりに変えた途端文字通り瞬殺出来るとか。

きどころ:
JJEでガチガチに固めたら割とあっさり倒せたり、逆に序盤からBBA,AAB何かで積極的にせめて行かないとじり貧になって全滅したりと。

桐枝:
あんまり戦略云々の話にばっかり偏るとそれだけで記事一本書けてしまうんで(笑)、ちょっと話題転換。「案外言われてるほど酷くなかった」FF13ですが、それでもここはどうなのよ、と思うところを幾つか。
ごく個人的好みな話になるんですが、何故シドをおっさんにしなかったのか(*注)、というのが正直何とも言えません。
(*シリーズを通して同じ名前のキャラクターが登場しているのだが、今までのシリーズでは大体が50代以上の年配の男性キャラクターだった。例外的に、FF7のシドは40代の壮年男性だった。)

きどころ:
ここどうよ、ってところは特になかったなぁ…
システム面の細かいところですが、拡大マップがヘッドアップ一択だったところくらいで。
ノースアップと選択できればよかったのに、と思いますねそこは。
完全に個人の趣味の問題ですが。

桐枝:
それとFFシリーズに掛かせない飛空艇に当たるものが今回は存在しなかったっていう点は個人的には残念だと思いました。
これは多分一本道で且つ、一度次のエリア(章)に移ると前のマップに戻れない、という仕様から来る事なのかもしれませんが。

きどころ:
割と行動範囲も狭かったですしね。

桐枝:
あとキャラデザの話に少し戻るんですが、今回は割と容姿端麗なキャラに偏っていた印象が否めない気がするんですよ。シドにしたってそうですし、主だった敵キャラもそうですし。
というより、何気にキャラクターの人数そのものが若干少なかった気が。

きどころ:
確かに皆美形でしたね
私としては、12の如く、おじさま・おじいさまてんこ盛りの方が好ましいもので、そこはちょっと…でした。
なんだ、あるじゃん(笑)

桐枝:
全員がそうだった、っていうわけじゃないんですが、ビジュアル的にもう少しバラエティがあってもよかったんじゃないかと。

きどころ:
目立ったおじいさまキャラは、ダイスリー代表(*注)ぐらいでしたからね。
(*主人公・ライトニング達の暮らす世界”コクーン”の政治を司る人物。)

桐枝:
まぁその辺りは「主人公におっさん入れてんだからそこで補完してくれ」っていうオチだったりするんじゃないかとも思いますが、そこらは完全に私の勝手な想像です。

きどころ:
も っ と お っ さ ん を ! と

桐枝:
ちょっと余談になるんですが、つい最近UBCのアニメ同好会の面々と食事をしている時に13の話題が出たんですが、そこでも「何故シドをおっさんにしなかった」っていう話になったんですよ。
そこで思わず爆笑したのが、英語で「おっさん」に値する適切な単語が見つからなかったんで、「日本語だと『おっさん』なんだけど」と言った瞬間「いや、Ossanで分かるから」と言われまして。

きどころ:
おっさんは国際共通語ですか(笑)

桐枝:
海外でもOssan分の需要はあるみたいです、何せOssanで通じてしまうんですから。

きどころ:
ユニバーサルランゲージっすかww

桐枝:
少なくともうちのアニメ同好会ではそうらしいです、流石UBC<そこ多分違う!
おっさんの需要が海外でも高いと分かったところで次の話題に行きましょうか(笑)

きどころ:
ですね(笑)
じゃあ、お互いクリアした、ということでクリア後のやりこみを含めた感想に入りましょうか。

桐枝:
そもそもFF13はクリア後じゃないと出来ない要素(*注)があるっていうのがちょっと驚きました。
(*最後のボスを倒した後のセーブデータが無いと、キャラクターを最終段階まで成長させられない。また、クリア後のパラメータでないととても倒せない敵も多く存在している)

きどころ:
私は、これからが本当の地獄だぜぇっ!!!と思っております。

桐枝:
クリア後じゃないと何が出来ないのか、というのはまぁ触れませんが。
一部の要素がラスボス撃破後じゃないと解除されない、という点は今までのFFでは見られなかったと思うので。

きどころ:
ミッション(特定のボスを倒す細かいイベント)だとか、パラメーターMAXまでの道のりだとか、やることが沢山あってどうしよう、と。
トロフィー(*注)の条件にもなってますからね、どちらも。
(*PS3、PSNに搭載されているユーザープロフィールシステムの一つ。ゲームをプレイし、特定の条件(例えば「特定のスコアを記録した」、「(RPGなどで)全員のレベルを最高まで上げた」、「特定のイベントシーンを見た」など)までやりこんだ場合に解除され、実績として表示される)

桐枝:
そういった意味ではクリア後も割と楽しめる要素がありますね。

きどころ:
末永く遊べそうな雰囲気ですよね。

桐枝:
実際パラメーターMAX目指すとなると本当に末永く掛かりそうで若干胃が痛いです。

きどころ:
ちょっぴり微妙な点はあったけど、総合的にはそれなりに楽しめた、ということで。

桐枝:
上に同じく。各所で酷評されていたりもしますが、言われているほど酷いかどうかはプレイしないと分からないものですね。

きどころ:
ですね、これに関しては本当に風評って怖いな、と。

桐枝:
如何せん自分の目で確かめようにも定価の高さで敬遠してしまう人が多そうな雰囲気が。

きどころ:
確かに。
本当に惜しいゲームだなあ、ということでとりあえず今回はここいらで締めましょうか。

桐枝:
ですね。今回は普段と少し違った趣向を試してみましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

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